自分に適した仕事がしたいと感じていても、適職を見つけるまで異動や転職を繰り返すのは勇気が必要になる上、印象が悪くなるため悪手です。そういうときはまず副業として働いてみてはどうでしょう。勤めている会社では絶対にできない仕事であっても、副業であれば好きな職種を選ぶことができます。
副業に関するアンケート結果を見ると、収入を増やしたいという回答が多いですが、お金は二の次で、自己研さんや人脈の構築に励んでいる人もいるようです。さらには、転職や独立を視野に入れて副業を始める方もいます。副業で得た経験や人脈が、のちの転職や独立を手助けする可能性は十分にあります。いきなり転職や独立をするのはリスクがありますが、後悔しないためにも、先に経験を積める副業は勉強になるのです。
もちろん、転職や独立といった大きな目的がなくても、視野を広げることに副業は役立ちます。週末、または一定の時間帯だけでも、あこがれていた仕事にチャレンジしたい、本業とはまったく違う職種をのぞいてみたい、なども立派な動機です。副業を通して自分の可能性に気がつくこともあるかもしれません。こうした前向きな気づきは、長く続けられるエネルギーとなり、自分を成長させてくれます。そしてこれらの気づきは、本業にも良い影響を与えることでしょう。副業が息抜きとなって、毎日の業務にメリハリをもたらしてくれます。また、副業で得た経験や人脈を本業で活かすという逆の効果も期待できるのです。
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